今年こそメジャー復帰を。
オフシーズンといえば次のシーズンに向けての準備期間だ。海外に行き、武者修行をする者もいれば移籍先を探して就活をする者もいる。昨年、所属先がなかった選手にとっては今年こそ、という気持ちが強いだろう。その1人が王建民だ。
映像:13年WBC日本戦で好投する王建民
(出典:You tube https://www.youtube.com/watch?v=YZx4EiCZW4I)
王建民は13年WBCの日本戦で好投したことでブルージェイズとメジャー契約を結んだ。その後も独立リーグを経て16年にロイヤルズに入団すると中継ぎとして38試合に登板し6勝0敗 防御率4.22の成績を残した。
昨年は所属先がなく、自主トレをする日々を送っていた。オフになると台湾で自身が関わっている「フロリダ州ベースボールスクール」を紹介し、現役選手たちに練習法を体験してもらっていた。それでも本人は現役引退を表明しておらず、新たな所属先を求めて行動していた。
そんな王建民は1月8日、統一ライオンズの本拠地である台南球場で自主トレを行った。身体の調子は確実にロイヤルズでプレーしていた頃と比べて変化しているとしながらもキャッチボールなど行うなど調整していた。
今後については「チームに入団することは簡単ではない。今年は37歳になるがいつ引退するかも決めることはできない」と話し、1年1年が勝負であることを語っている。予定では1月10日にアメリカに戻ることになっており、あくまでもメジャーでのプレーを望んでいる。
今オフはFA市場の動きが遅いと言われているメジャーで王建民の名前は出ていない。所属先がない選手で記事になっていたのはジャイアンツとエンゼルスで活躍したティム・リンスカムだ。以前の報道では心配されていた球速低下が改善されてきており、興味を示す球団があるのでは、と報道されていた。しかし、その一方で王建民については何もニュースがない。
もちろん最大の武器であるシンカーの威力はまだ衰えてはいないだろうが、果たして中継ぎ投手を欲しがる球団は彼に注目するだろうか。アメリカに帰ったときに公開練習を実施する必要があるだろう。
まだ37歳、引退するにはまだ早い。13年WBCの日本戦での投球をまたメジャーのマウンドで見せてほしい。
出典元:
http://sports.ltn.com.tw/news/breakingnews/2305811