30周年記念イベント計画中。
台湾プロ野球では春季キャンプが始まり、3月の開幕に向けて鍛錬する日々が続いている。今年も前後期合わせて120試合、ファンが興奮するプレーや試合を期待したい。そのプロ野球を仕切るのはコミッショナーの存在が大切だ。
本日1月17日、台湾球界では常任理事会が行われ、現職の吳志揚氏が再選した。
映像:台湾プロ野球のコミッショナーに再選した吳志揚氏
(出典:You tube https://www.youtube.com/watch?v=Uh_ZqwwZwAQ)
15年2月からコミッショナーとして活動してきた吳志揚氏はこれまで野球の国際化を推進してきた人物で大きな実績といえばウインターリーグを復活させたことや欧州チームを台湾に呼んだことが挙げられる。よく来日もしており、侍ジャパンが壮行試合をするときなどに姿をみせ、日本球界関係者と会談するなど他国との連携を強めていた。
今回の選挙で再選したことで3年間は同職を務めることができる。そして台湾球界は来年で30年目を迎えることから侍ジャパンを台湾に呼んで試合をする計画を明かした。
この件に関して本人は「これまで日本とは何度も対戦しているが、1度も台湾に呼んで試合をしたことがない。また、韓国やオーストラリアともさらに交流できるようにしていきたいと思う」と今後の展望を話した。
3年の任期ということは何事もなければ2020年の東京五輪まで務めることができるため、この期間中に台湾は他国との試合経験を積むことが目的のようだ。近年の国際大会では結果を残せておらず、最近発表された世界ランキングでは4位だったが実力を疑問視する声もある。
台湾現地の友人の話を聞くとあまり吳志揚氏に対しての評判はあまりよくない。なぜなら台湾のファンは国際大会の開催よりも台湾球界に第5、第6の球団誕生を願っているからだ。もちろん、試合をすることも大事だが、自分のリーグ整備を優先してほしいのだろう。
侍ジャパンを台湾に呼ぶことはこちらとしては嬉しいことだが、台湾のファンの声にも耳を傾けなければ東京五輪まで任期を務めることは難しいのではないか。吳志揚氏の本当の手腕が試されるときがきた。
出典元:
https://sports.ettoday.net/news/1095045