【補強候補】台湾人左腕の王維中に韓国球界入りの可能性が浮上

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初の台湾人選手誕生か。

助っ人選手の活躍はそのチームの順位に大きな影響を与える。たとえその選手1人が結果を残しても他が不調であれば意味がない。これがチームスポーツの難しいところだ。韓国球界の各球団もほぼ今季の助っ人が決まりつつあるが、そんな中でNCダイノスは台湾人左腕の王維中を獲得候補に挙げているという報道があった。


映像:ブリュワーズで投げる王維中
(出典:You tube https://www.youtube.com/watch?v=LJ0IFmu_y1w)

王維中はブリュワーズに所属し、左腕として最速156キロの直球とスライダー、カーブ、チェンジアップを操る。昨年は3年ぶりにメジャー昇格し、8試合に登板して0勝0敗 防御率13.50の成績を残した。彼はワンポイントリリーフとして投げていたため、投球回はわずかに1回1/3のみだった。

現時点ではブリュワーズのロースターに王維中の名前はあるが、韓国のNCは彼を獲得候補に挙げているというのだ。しかし、当のNC球団は「候補の中には入っているが、まだ彼の入団が完全に決まったわけではない」と話しているという。完全否定しなかったこともあり、十分に王維中の入団の可能性はある。

これまでの韓国球界で台湾人選手がプレーしたことはない。ただし、セミプロの韓国化粧品というチームで徐生明氏が84年にプレーしていた記録がある。徐生明氏といえば選手よりも監督としての実績が評価されており、味全ドラゴンズや興農ブルズ、義大ライノズなど台湾の各球団で指揮を執ってきた。13年シーズン途中で病死したため、彼の背番号「85」は永久欠番になっている。

韓国球界も決して台湾人選手に興味がない訳ではなく、サムソンとロッテジャイアンツは15年オフにLamigoからFA宣言した林智勝の獲得調査を行っていたこともある。当時は現地のテレビでも放映され「韓国初の台湾人プレーヤーか」と言われた。最終的には中信兄弟に移籍したため、実現はしなかった。

今回の王維中についてはまだ調査段階としたほうがよいだろう。ブリュワーズからは彼を放出したという発表もなく、NCも獲得を断定した訳ではない。それでも王維中で韓国行きとなれば球界に新たな1ページが刻まれるだろう。楽しみなニュースだ。

出典元:
http://sports.news.naver.com/wbaseball/news/read.nhn?oid=076&aid=0003204834

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