大王は果たしてどこへ。
本日1月26日、日本ハム球団から2月末に開催されるLamigoモンキーズとの交流戦のチケット詳細が発表され、日本ハムは三塁側、Lamigoは一塁側に陣取ることになり、昨年11月に東京ドームで行われたアジアプロ野球チャンピオンシップの時のような応援が北の大地で見ることができる。
日本ハムと対戦するLamigoでは既に春季キャンプがスタートしており、今は体づくりの段階で選手達は体を動かしている。2月になるとまずは石垣島に行き、千葉ロッテと交流戦をする。その後は一旦、台湾に帰り再度、日本に行くというハードな日程が組まれている。そのチームの中心となるのが王柏融だ。
王柏融はもう台湾のファンのみならず日本のファンにも「大王」というあだ名で有名になっているのではないか。2年連続打率4割、昨年は三冠王にも輝き球界のスターとなった。昨年のアジアプロ野球チャンピオンシップでは東京ドームに隣接するグッズショップで彼の背番号Tシャツが発売されるほどの人気ぶりで商品は完売した。
2月は千葉ロッテと日本ハムとの試合を控えているが、残念ながら石垣島での試合は欠場することが決まっている。なぜなら家庭上の事情があり、試合までに調整が間に合わないからだ。その代わりに札幌ドームでの日本ハム戦には出場予定だ。
今季終了後に海外FAを取得予定の王柏融。昨年春の侍ジャパン戦を境に日本の各球団が彼に注目し、王柏融を調査するようになった。よく耳にするのは千葉ロッテと阪神だ。両球団は台湾とのかかわりが強く千葉ロッテにはチェン・グァンユウが、阪神には呂彦青がいる。もし、どちらかに入団しても彼らがいるおかげでチームに溶け込みやすいのではないだろうか。
実際に入団するとなるとお金の問題が浮上する。このことに対してチェン・グァンユウは「もし、彼が日本に来れば今よりもかなり多くの年俸をもらえる。しかし千葉ロッテの財政状況があまり良くないため、マネーゲームとなれば厳しい状況になるだろう」と分析している。
実際にLamigoと交流しているという点は強みになるが、そこはビジネスで選手を評価するにはお金が1番わかりやすい。銭闘で負けるならばやはり誠意がカギとなるだろう。ある意味、2月の交流戦は千葉ロッテにとってアピールチャンスになるのではないか。王柏融は石垣島に姿を見せないが、情報交換をするよい機会だ。
果たして来季はどこのチームのユニフォームを着ているのか。今季の活躍と去就に注目だ。来季、海外でプレーするならば今年はLamigoでの最後のシーズンとなる。彼がいなくなる前にぜひとも台湾・桃園国際球場でも試合観戦してみてはいかがだろうか。
出典元:
https://sports.ettoday.net/news/1100411