ついに歴史動く。
韓国・NCダイノスはブリュワーズに所属していた台湾人左腕、王維中と契約を結んだと発表した。契約金20万ドル、年俸50万ドル、オプション20ドルの合計90万ドルで入団することになった。これで韓国プロ野球初の台湾人選手が誕生した。
映像：NC入団が決定した王維中
(出典：You tube https://www.youtube.com/watch?v=Ory0gPYpvVs)
王維中の韓国球界行きについては既に1週間ほど前から韓国・台湾の両メディアで入団に向けての報道が行われていた。昨日1月26日の時点で判明していたことは80万ドルから100万ドルの間で契約することや先発投手として起用されることだった。1月21日にはTwitter上でNCと契約した情報が流れていたものの、なかなか球団側から正式発表がなかった。
最近まで所属していたブリュワーズの40人枠に彼の名前があった。先日、チームはロレンゾ・ケインとクリスチャン・イエリッチを獲得したことでその枠を空ける必要があり、ほぼ王維中のNC行きが決まっていたこともあってちょうどよかったともいえる。
昨年は3Aで47試合に登板して6勝2敗 防御率2.05の成績を残している。メジャーでも通算で22試合で投げている実績があり、最速151キロの直球とシンカー、カッター、カーブ、チェンジアップと球種も多彩だ。注目すべきはまだ25歳という若さであり、試合経験が豊富ということだ。
NCはエリック・テイムズが所属していたチームで韓国で40本塁打40盗塁を達成し、モンスターとして大活躍していた。昨年、メジャーに復帰し春先は本塁打を量産していた。王維中とはブリュワーズでのチームメイトであり、チームの様子はテイムズから情報を得ていることだろう。
既にメディカルチェックが終わっており、入団会見を行った後、1月30日に韓国からキャンプ地であるアリゾナに出発する予定だ。韓国球界初の台湾人選手。それは35年以上続いてきた球界で新たな1ページを刻むことになり、彼の役割はとても重大だ。
王維中の投球によっては今後、台湾人選手が海外でプレーするための選択肢となる。近年では日本を選ぶことが多くなってはいるが、その前はもっぱらメジャーだった。彼の投球をきっかけに日韓台のアジアのプロリーグで多くの選手が行き来できるようになってほしい。
若き先発左腕はメジャー経験を引っさげて新たな世界に挑戦する。王維中の投球に注目だ。
出典元：
http://sports.news.naver.com/kbaseball/news/read.nhn?oid=109&aid=0003706336
