【猛虎戦士】林威助の台湾での引退セレモニーは3月下旬か

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ファンと共に過ごした猛虎戦士。

春季キャンプに臨んでいる人たちの境遇はそれぞれ違う。初めてのプロのトレーニングを経験する新人や復活にかけるベテラン、新任コーチなど立場は違えどチームとして向かう方向は同じだ。新任といえば、昨年限りで引退し、指導者となった林威助もその1人だ。


映像:インタビューに応じる林威助
(出典:You tube https://www.youtube.com/watch?v=Mq3fvACgUR4)

阪神時代は掛布雅之の背番号31を背負い、チームの主軸としての活躍を大いに期待されていた。台湾出身ではあるが、日本の大学を卒業したこともあって外国人枠に悩まされることなく、プレーすることができた。入団後は自慢の長打力を発揮して07年には自己ベストとなる15本塁打を記録し、打線をけん引した。阪神には13年まで10年間在籍し、打率.264 31本塁打 125打点の成績を残した。

退団後は台湾・兄弟エレファンツ(中信兄弟)にドラフト3位で指名され入団。背番号24を付け、チームのキャプテンとして若手選手を引っ張った。しかし、台湾球界では故障に泣かされたこともあり、不本意なシーズンが続いた。昨年はチームの若返りの方針も伴って一軍での出場機会はほぼなく、わずか7試合にとどまった。

そして昨シーズン限りでの引退を決意。当初は一軍での引退試合も計画されていたが、これを本人が拒否し、二軍の試合が最後の舞台となった。引退セレモニーを拒否した理由は当時、チームには台湾シリーズ進出をかけたプレーオフがあり、出場する選手に影響を与えたくないとのことだった。そのままシーズンは終わったが、セレモニーを望むファンの声が多いことから今年になって改めて行うことになった。

現在、有力とされているのは3月30日から4月1日までの間のどこかでと言われている。球場はすべて台中インターコンチネンタル球場だ。日程がまだ決まっていないのは林威助が今季から二軍監督に就任したこともあって二軍の試合との兼ね合いからだろう。ちなみに二軍は3月27日、29日、4月1日に試合を控えている。

改めて引退セレモニーが決まった林威助は「10年、20年経っても引退の日のことを思い出すだろう」と感慨深い様子だという。日本でも阪神が台湾デーを計画しており、6月に林威助は甲子園に帰ってくる。

二軍監督として新たなスタートを切った彼にとっていきなり忙しい指導者1年目となりそうだ。

出典元:
https://sports.ettoday.net/news/1111589

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