大物打者がまさかの移籍。
本日、2月11日はメジャーリーグでダルビッシュ有がカブスと契約に合意に至ったとの報道があった。停滞していたFA市場がついに動き出しそうな雰囲気がある。こうしてどれだけ時間が掛かっても去就が決まる場合もあるが、その逆で決まらない場合もある。
アメリカと韓国で「FA」という言葉の意味が違うとした上で韓国でFA宣言した選手がまさか去就先が決まらずに無償トレードで移籍することになったのだ。ロッテジャイアンツのチェ・ジュンソクが対象となった。今回、NCダイノスへ行くことが決まった。
映像:ロッテジャイアンツの強打者・チェ・ジュンソク
(出典:You tube https://www.youtube.com/watch?v=x8enjhOVVZk)
チェ・ジュンソクは34歳の一塁手でイ・デホ同様にロッテジャイアンツの顔というべき大型選手だ。イ・デホや今季、KTウィズに移籍したファン・ジェギュンが海外でプレーしている間は彼らの抜けた穴を埋めようと孤軍奮闘していた。昨年は125試合で打率.291 14本塁打 82打点だった。
今オフは満を持してFA宣言をしたが、獲得に名乗りをあげる球団がなかった。去就未決定の処置として一旦、ロッテジャイアンツと契約してからNCへ無償トレードすることになった。これまで韓国プロ野球でサインをしてから移籍する例は7番目だが、今回のような無償トレードは初めてのケースだという。
2001年にプロデビューを果たしたチェ・ジュンソクは入団3年目から徐々にレギュラーとして試合に出始め、2015年には自己ベストとなる打率.306 31本塁打 109打点と3割30本100打点を達成した。これまで通算197本塁打を放っている大砲は打高投低と言われている球界とはいえ、実績十分の打者の去就がこれまで決まらなかったのは驚きだ。これまでの年俸は4億ウォンだったが、今回の移籍によって5500万ウォンとなる。
プロ野球選手の価値をはかるにはやはりお金が1番わかりやすい。特にFA選手はより多くのお金を得て他球団でプレーすることが一般的だが、チェ・ジュンソクはお金よりも現役を続けることを優先的に考えた。その結果、3億ウォン以上も年俸が減ることになったが、無事にプレーを続けることになった。NCといえば球界初の台湾人選手となった王維中がおり、現在はアリゾナでキャンプを行っている。
他球団の元4番打者を無償で獲得しさらに球界の話題を増やしたNCは今年の球界の中心になりそうだ。チームの本拠地であるマサンは韓国の南側にあり、釜山からバスで約1時間ほどで行くことができる。ぜひ、1度足を運んでみてはいかがだろうか。
出典元:
http://sports.news.naver.com/kbaseball/news/read.nhn?oid=109&aid=0003716031