【驚愕裏側】韓国・NC入りが決まったチェ・ジュンソク。日台両球界入りの可能性があった

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現役のためならどこまでも。

昨日2月11日に発表された韓国球界を代表する打者の1人であるチェ・ジュンソクの無償トレード。FA宣言しながらも獲得する球団がなく、救済措置として一旦、元所属のロッテジャイアンツと契約してからNCダイノスへのトレードするという形で現役続行が決まった。

無事に韓国球界でプレーを続けることになったチェ・ジュンソクだったが、以前は台湾や日本のユニフォームを着る可能性があったという。

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写真:打席に向かうチェ・ジュンソク

2002年に一軍デビューをした彼は故障や不調を乗り越えて今オフに自身2度目のFA宣言をした。通算197本塁打の実績を誇る打者にとって長打力不足に悩む球団にとっては魅力的な選手だったはずだ。しかし、フタを開けてみると獲得しようとする球団がなく、ただ時間だけが過ぎていった。

しかし、チェ・ジュンソクの代理人は諦めない。韓国球界はもちろん、時には海外球界関係者にも掛け合って彼の移籍先を探した。その候補の1つに挙がったのは先日まで台湾で選手のトライアウトを兼ねて戦っていたアジアンアイランダーズだった。このチームはプロではなく、参加している選手が試合での活躍を通じて新天地を探すという趣旨の元に結成されていた。ちょうど移籍先を探していたチェ・ジュンソクにとってはピッタリのチームだったが、既にチームには韓国人選手がいたことや諸事情があって入団は実現しなかった。

こうして入団交渉をしている間に韓国球界ではハンファイーグルスやNCが興味をもっているという報道もされていたが、なかなか契約には至っていなかった。その一方で日本はどうだったのか。アジアンアイランダーズ同様に日本球団にも売り込みをかけていたが、交渉している報道は一切聞いたことがなかったし、今回の記事を書くにあたって初めて知ったことだ。どうやらキャンプが始まる直前の1月下旬まで日本側の返答を待っていたようだ。

その後は再びアジアンライダーズ入団再希望と同時に台湾でのプレー機会も探っていたという。結局は実現に至らずにNCへ無償トレードという形になったが、事の進み方によっては日本や台湾のユニフォームを着る可能性があったのだ。

チェ・ジュンソクは典型的といえる一塁手のパワーヒッターだ。右打者という点は魅力的だが、年齢も34歳と微妙だ。本塁打を打てる助っ人を獲るのならば中南米やメジャー経験者を入団させたほうがよいのかもしれない。新入団となるとお金の問題が出てくるため慎重に考えなければならない。

オフシーズンは鳥取で自主トレを行っていたというチェ・ジュンソク。日本球界入りは夢物語に終わったが、彼のように現役のためなら1つの場所に留まらない姿勢は他の選手も見習うべきなのではないか。

出典元:
https://sports.ettoday.net/news/1112402

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