【期待大】連日活躍の阪神・ロサリオの打棒は韓国助っ人打者の未来を切り開く

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未来をかけた闘い。

春季キャンプが始まってもう2週間になろうとしている。チームによっては紅白戦も行われており、阪神では韓国球界からやってきたウィリン・ロサリオの大活躍でシーズンへ期待が膨らむ。韓国1年目となった一昨年は当初、環境に慣れることに苦労したが、結果的には2年連続30本塁打100打点と結果を残した。

昨年の金本知憲監督は助っ人選手に対する見切りが早かったように感じるが、今年はロサリオやほかの選手のためにも長い目で見てほしい。


映像:日本での初打席で本塁打を放つロサリオ
(出典:You tube https://www.youtube.com/watch?v=Tpp3etAGN_A)

連日の活躍に他球団関係者も驚いている。中日は「内外角、どのコースにも対応しているし、変化球もよく見ている。抑えることは容易ではない」と話し、巨人は「すぐに日本球界に適応できるだろう」と同じセ・リーグ球団だけあってより警戒心を強めた。これを受けて韓国メディアでは「ロサリオ警戒令が発令された」と報じている。

こうして助っ人が日本で活躍してくれることはこちらも嬉しいことだが、ロサリオのように韓国球界経験した打者が日本でシーズンを通じて活躍した例は少ない。近年では千葉ロッテでプレーしたヤマイコ・ナバーロがいるが、春先の銃弾所持問題もあり、自身は1ヶ月遅れの開幕を迎えた。ロサリオと同じようにキャンプ中に本塁打を放って大きな期待をされたが、結果的には1年で日本を去った。

ナバーロのときは入団前から素行の悪さや怠慢プレーが問題視されていたが、その点ではロサリオは問題ないだろう。彼はハンファ時代、持ち前の陽気な性格もあり、チームメイトやファンからも好かれていたという。ロサリオと共に闘った中島輝士コーチも「ロサ」と呼ぶほど首脳陣からも厚く信頼されていたそうだ。ファンサービスも積極的に行い、人気者だった。

今季、ロサリオが活躍すれば韓国球界の助っ人選手に対する評価が急上昇することだろう。毎年のように韓国には日本球団のスカウトが訪れているが、すぐに契約とはいかない。今回には日本には来ないが、まだまだ現地には優良助っ人がいる。3割30本100打点のサムソンのダリン・ラフや打率3割100打点を記録したKIAのロジャー・バーナディーナがいる。

ある意味、ロサリオの今季の活躍は韓国球界で奮闘する助っ人の未来を決めることになる。近年はブリュワーズのエリック・テイムズのようにアジア球界で実績を残してメジャー復帰を目指すパターンが増えてきた。阪神の優勝と助っ人の未来、両方のために大きな期待を背負ったロサリオの打棒に注目だ。

出典元:
http://sports.chosun.com/news/ntype.htm?id=201802130100107780007743&servicedate=20180212

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