【最大魅力】3年連続の石垣島決戦終了。これからも台湾の応援をとことん楽しもう

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味をみせる台湾の応援。

今年で3年連続の開催となった千葉ロッテマリーンズ対Lamigoモンキーズによる交流戦は本日2月18日、第2戦が行われ、千葉ロッテが5対1と勝利しシリーズ史上初の2連勝を飾った。

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これまでの2年間はすべて1勝1敗で終えており、3年目の今年になって千葉ロッテが完全勝利となった。前日の試合では台湾プロ野球らしい乱打戦を展開されたが、Lamigoはあと一歩及ばなかった。試合詳細は既に多くのメディアが報じていることもあってここでは割愛するが、台湾のチームとの試合の楽しみはやはり応援なのではないか。

台湾の応援は曲に合わせながら踊るというスタイル。たとえ打者が凡退しても落ち込む暇もなく次打者の応援を始めるのだ。グラウンドに立つ選手達は守備の間や打者交代の間など時間が止まるときがあるのだが、一方で応援はノンストップなのだ。たとえ中国語が分からなくとも雰囲気だけでまわりについていくことができる。

自身は今回は石垣島に行くことができなかったが昨年、Lamigo側のスタンドから試合を観ていると現地在住の老夫婦から「台湾のチームの応援って楽しいね。言葉はわからないけど手拍子しているだけでワクワクしてくるよ」と言っていた。1年経った今でもこの言葉は印象的でスタンドの様子を見ながらしみじみとした。

台湾の応援を盛り上がるカギを握るチアガールの存在も忘れてはいけない。今回来日した「LamiGirls」は台湾球界の中で1番人数が多く大人気だ。千葉ロッテにテスト入団した李杜軒の妹がメンバーだったということも話題になり、今年は妹の応援、踊っている姿を見にLamigoの本拠地である桃園国際球場に行くのもよいだろう。実際に球場に行くと踊っている人とチアガールの写真を撮っている人の双方がいるのだが、それも観戦スタイルの1つだ。

中には踊ってばかりいないでメインの野球を見ろという人もいるかもしれない。もちろんそれも1つの考えだが、大切なのは足を運んだ本人が楽しいかどうかだ。野球のことは分からなくとも応援が楽しそうだから、という理由で球場に来た人もいるだろう。その人のことを仲間外れにはしてはいけない。ファンあってこその野球だ。

近年はLamigoの日本人スタッフの尽力のおかげもあり日台両球界の距離が近くなった。Lamigoとの試合も多いがぜひ、中信兄弟や統一ライオンズ、富邦ガーディアンズの試合も見てほしい。曲に合わせて踊るスタイルは変わらないがチームによって独自の応援がある。それを現地に行ったときに楽しんでほしい。

野球を観ることも大切だが、まずは球場に足を運ぶことに対してワクワクできるかどうか。この気持ちを高めてくれる要素はすべての台湾球団が持っている。1度、インパクトのある応援を体験すればやみつきになってしまう魅力があるのだ。

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