【選手紹介】アメリカで奮闘する23歳の台湾人内野手・何紹彬

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若さで新たな道を。

メジャーリーグでもキャンプがスタート。FA市場の動きが遅いと言われている中で昨日2月20日はJ.D.マルティネスのレッドソックス入りが決まるなどこの数日で多くの選手の去就が決まっている。その裏では登録の関係でチームを退団することになり移籍先を探す選手もいる。

まだメジャー昇格経験はないが、台湾人もマイナーで経験を積んでいる。昨年までマーリンズに所属していた台湾人の何紹彬(ヘェ・シャオビン)のその1人だ。


映像:インタビューを受ける何紹彬
(出典:You tube https://www.youtube.com/watch?v=mJujBoI79lI)

23歳の何紹彬は右投右打の内野手で二塁と遊撃を守ることができる選手。台湾にいるときは社会人チームの強豪、トプコファルコンズでプレーしており16年の台湾プロ野球のドラフト会議の候補にも名を連ねたが残念ながら落選した。その後は17年冬にカルフォルニアウインターリーグに参加し、打率.316 1本塁打 5打点を記録し、マーリンズとマイナー契約を結んだ。

最初は1A-からのスタートとなり11試合に出場して打率.184 2打点の成績も1Aアドバンスドに移動した。しかし、わずか1試合の出場のみでルーキーリーグに降格。シーズン終了までプレーし1年通算では27試合で打率.233 7打点 2盗塁の成績に終わり2月中旬にリリースとなった。

カルフォルニアウインターリーグでは300人との競争に勝ち抜いてマイナー契約を結ぶことができたものの、マイナーではまだ実力不足だったということだろう。今後はアメリカでのプレーを優先に移籍先を探し、マイナー、もしくは独立リーグでのプレーを考えているという。彼の代理人によると既にいくつかの入団オファーがあるそうだ。

日本でもメジャーに挑戦する選手もいるが、数年前まで台湾人選手は台湾プロを経由せずにそのままアメリカに行くというパターンが多かった。何紹彬の場合は台湾でのプロ入りはできずも自らの力で野球人生の道を切り開いた。昨年プレーしたのは1Aまでということもあり既にメジャーでプレーしているチェン・ウェインらと比べれば認知度は低いとは思うが、こうして同じアジア人選手が異国の地で奮闘している。

今年の6月で24歳になる何紹彬。成績をみるとパワーはないがバットコントロールと堅実な守備が武器の内野手という印象だ。アメリカではパワーがある程度なければ厳しい部分もある。それでもアジア人が持つ武器を存分に発揮して新天地でのプレーを期待したい。

出典元:
https://sports.ettoday.net/news/1116379

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