【人生挑戦】元BC新潟の左腕・知念広弥が台湾・統一の入団テスト中

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久々日本人投手誕生!?

18年は1月から台湾でアジアンアイランダーズというショーケースチームが台湾で奮闘していた。選手は日本のほかにアメリカや韓国、フィンランドなど多国籍軍で試合での活躍が認められた選手達は世界中でプレーする。このチームを通じて2人の日本人選手がオランダ球界に挑戦することになった。

そして日本人が海外にプレー機会を求める、という意味では昨年までBC新潟に所属していた知念広弥が台湾・統一ライオンズのテストを受けている。


映像:九州三菱自動車時代の知念広弥
(出典:You tube https://www.youtube.com/watch?v=qeIVecGb3ZA)

知念は沖縄出身の左腕で150キロを超える直球とカットボールやカーブ、フォークなどを操る剛と柔を両方持った投手だ。昨年は新潟で18試合に登板して2勝2敗 防御率4.35の成績を残した。2年在籍したチームでは先発とリリーフ両方こなせる投手として時には完投し、セーブを記録したときもあった。

28歳ということもありNPBに進むことができず現役引退を表明。社会人や独立リーグと様々な舞台で投げてきた知念の野球人生はここで終わると思われていたが、3月になると台湾に知念の姿があった。日本ではNPBに行けないという厳しい現実を知っても再び現役を続けるため海外に機会を求めたのだ。そこで4人目の助っ人選手候補を探していた統一ライオンズのテストをなんと自費で受けて行った。

統一首脳陣の前で行われたブルペン投球ではスピードは140キロほどだが、制球や変化球の精度がよく好印象を与えていた。合否の行方を左右する実践テストとして去る3月5日に韓国・ファソンヒーローズ(ネクセン二軍)戦で中継ぎとして登板し2回1失点だった。そして本日3月9日はアジア大会に出場するアマチュア台湾代表戦で登場。結果は2回1安打1失点となった。簡単に2人を片付けたが、四球と二塁打、自身の暴投などで1点を失うも自身の投球は崩さず後続を断ち、次の回は三者凡退に抑えた。

この日の最速は143キロ。試合後、黃甘霖監督は「また球団内で話し合ってから合否結果を決めたい」と話した。試合前には彼の球種やその質に満足の様子だったが、今回の試合で四球でピンチを迎えてからの投球は監督の目にはどのように映ったのだろうか。台湾では助っ人選手として投げることになるため、日本にいるとき以上にシビアにならなければならない。タイトル争いに絡むような活躍が期待されることになるだろう。

28歳ということもあり、実践経験は豊富。まずは無事に合格できるかどうかだ。統一入団となれば球団では鎌田祐哉以来の日本人選手となるだろう。彼は12年に入団すると16勝を挙げて最多勝やベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞した。ぜひ彼のような活躍を期待したい。この数日中に吉報が届くことを願う。

出典元:
https://sports.ettoday.net/news/1127335

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