【選択肢】オランダ球界を経験した中島彰吾 日本3ヶ所でトークショー開催

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海外という名の変革地。

久しぶりに当ブログにログインした。
4月を最後に更新していなかったということだから約半年ぶりということになる。

この半年は本業の合間を縫ってアジア各国を訪れていた。6月に香港(東アジアカップ)、8月に台湾(U12アジア選手権)とインドネシア(アジア大会)、そして9月に韓国(プロ野球)だ。実際に現場に赴くと発展途上国では野球は富裕層にしかできないという声もあり、競技者が限定されている。

実際に海外では苦労する場合も多い。これは日本から選手や指導者として挑戦する場合も同様であり、その場での経験や苦労話は挑戦した本人に聞く必要がある。約1週間後に迫ったが、実際に海外での経験を聞くことができるイベントがある。

それが「中島彰吾×色川冬馬トークショー」だ。

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写真:来たるトークショーの詳細

2014年のドラフト会議で育成ドラフト1位で入団した中島彰吾は支配下登録も勝ち取るが、未勝利のまま昨年オフに戦力外通告を受ける。その後、野球人生の岐路に立たされた中島は12球団トライアウトを受験も手を挙げる球団は現れなかった。

年が明けた今年初め、台湾で試合をしながら海外球団との契約を勝ち取ることを目的に結成されたとレベリングチーム「アジアンアイランダース」が誕生することを知り参加を決意する。このチームは台湾の大学やプロのラミゴモンキーズや富邦ガーディアンズ二軍とも対決。「格上」チームを相手に中島は先発とリリーフを兼任するスイングマンとして活躍し、アピールした。

この好投のおかげでオランダ球界関係者の目に留まり、台湾から欧州へと活躍の場を広げることになった。中島が入団したのはオランダ1部リーグに所属するデ・フラスコニンフ・ツインズに入団し、開幕投手も務めた。投手として実践経験を積むと同時にトレーニングももちろん、食事や体のケア等すべて自身で行うことになる。

実際、本人は「Full count」のインタビューで海外で得た経験は大きなものになったことを話している。

https://full-count.jp/2018/08/05/post172701/

そして今冬からはオーストラリアのシドニー・ブルーソックスでプレーすることが決まっている。

中島彰吾選手 写真
写真:豪州でプレーする中島彰吾
(出典:シドニーブルーソックス http://web.theabl.com.au/index.jsp?sid=t4069)

シドニーには中島のほかにもオリックスでプレーしたアレッサンドロ・マエストリやアフリカ大陸初のメジャーリーガー、ギフト・ンゴエペも参加し国際色豊かなチームとなる。日本の選手にとっては武者修行の場となり、さらなるレベルアップの機会となる。

豪州に行く前に10月19日で東京、20日は栃木、そして21日には仙台でトークショーを行う。海外で得てきた経験や新たな考え方、人生の選択肢など多くの話を聞くことができるだろう。世界の野球をテーマにはしているものの、海外で挑戦したいと思っている人についてはぴったりなイベントなのではないか。

自身もアジア各国を訪れて野球を観るが、これらを通じて日本の野球を客観的に観て他国の野球の現状を観る機会としている。海外に出ることは言葉の壁をはじめ、想像を絶する多くの課題に直面することだろう。もしこれらを乗り越えた時、新たな価値を得ることができるのだ。

海外に出るためにはたった1つ。「勇気」を持つこと。

イベント詳細、お申込みについては以下まで。

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