【西の精鋭】2020年-パキスタン代表ユース世代に期待大

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写真:アジア選手権の試合前練習をするパキスタン代表

現在のアジア野球界最大級の国際大会は侍ジャパン社会人代表も出場するアジア選手権だ。他にもユース世代はU12、U15、そしてU18にも同名の大会が用意されている。最近では積極的に国際大会に参加しているパキスタン代表。トップチームは大会によって強かったり、弱かったりするが、ユース世代では力を付けつつある。

2017年、静岡で行われたU15アジア選手権。大会順位としては6チーム中5位に終わったものの、優勝した日本から唯一得点したのがパキスタンだった。また、2018年に台湾であったU12アジア選手権では120キロ台を計測する投手が出現し、話題となった。最終的には大会4位となり、大健闘した。

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写真:2018年に台湾でのU12アジア選手権に出場したパキスタン代表

パキスタン野球連盟の会長を務めるアリ・シャーさんは最近のユース世代の結果を受けて「より若い世代を強くしたい」と話していた。自身がアジアの国際大会を見に行くと、高確率で再会することもあってよく今後のパキスタン野球の発展について議論することがある。

そんな中、スリランカ代表コーチも務めた経験をもつ八木一弥さんが野球環境の視察のため、パキスタン入りしたという。八木さんは日本でもユース世代を中心に野球指導を行っており「もう1度、海外で指導をしてみたい」という八木さんの希望とよりユース世代の強化したいパキスタン野球連盟の希望が合致し、今回の視察が実現した。

現地のニュース記事から得た情報によると、アカデミーを訪問してどのように練習が行われているのかを見て、守備や送球、スイング動作のレクチャーしていたそうだ。年末年始ということもあり、短期間の滞在となったが「今後も継続的にパキスタンの選手の力になれたら」と振り返ってくれた。

時間を掛けつつも、しっかりと力を付けてきているパキスタン代表。後は高い指導者スキルがある人がいれば、さらに上にいけることだろう。2020年のパキスタンも楽しみだ。

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写真:2018年U12アジア選手権の会場となった青年公園球場

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