【継続】2020年-Baseball5が踏み出した新たな道

NO IMAGE

20191120_122538
写真:Baseball5  Workshop

世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が第3の競技として普及をしているのが「Baseball5」だ。1チーム5人ずつで行い、グラブやバットなしで行う手打ち野球。5イニング制でどこでもできるのが魅力だ。

2017年に誕生したこの競技は、これまでキューバをはじめとする中南米やアジア、欧州など世界中でセミナーや体験会を行ってきた。昨年はチュニジアのように既に国内大会を開催したところもある。そして、2020年4月にはマレーシアでワールドカップ予選、12月にはメキシコで本戦が予定されている。

こうして世界的に拡がりをみせているBaseball5は、2022年にセネガルであるユース五輪の競技に加わることも決まった。ユース五輪は2010年から4年おきに行われ、14歳から18歳の選手が出場できる。これまでの実施競技を調べてみたところ、陸上やフットサル、バドミントンはあるも野球は1度もなく、個人をはじめ、少ない人数でできる団体競技が採用されているようだ。

少ない人数という点ではまさにBaseball5はユース五輪にぴったりな競技といえる。2022年の開催地、セネガルが属するアフリカ大陸でも既に同競技の導入が行われており、コーチ研修や子供たちを対象に体験会を行うなど、地道な普及活動を継続している。

2020年東京五輪以降、2024年パリ五輪で野球・ソフトボールは再び行われないことになる。まずはユース世代の普及を狙う意味では手軽にできるBaseball5はまさに第一歩となる。過去、日本でも何度か体験会は実施されたものの、今のところ正式な日本代表は組織されていないため、直近のワールドカップ予選やユース五輪に出場できる機会は誰でもある。

果たして、誰が最初に代表選手になるのか今後が楽しみだ。

20191120_100800
写真:昨年行われたWBSC総会

Baseball5カテゴリの最新記事