【残念】2020年-女子野球フェニックスカップ開催延期へ

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写真:2019年女子野球フェニックスカップ

2020年になってからアメリカ-イラン問題から始まり、今では中国・武漢で発生した新型コロナウィルスが世界中を騒がせている。日本でも感染者が出たこともあり、用心が必要だ。まだ特効薬など具体的な対策がないこともあって、マスク着用や手洗い・うがいなど自ら身体を守らなければならない。

今回のコロナウィルスは既に野球界でも影響を及ぼしている。中国では2月1日から開催予定U12の国内野球大会が延期、そして香港では2月7日から始まる予定だった女子野球フェニックスカップも同じく延期となった。本日1月30日のニュースによると、香港で10人目の感染者が確認されたという。

香港で開催予定だった女子野球フェニックスカップは2008年から始まった大会で、女子野球発展や国際交流を目指して毎年2月頃に行われている。これまで日本をはじめ、韓国や台湾、オーストラリア、アメリカなど世界各地から参加している。自身も前回大会の際に初めて現地に足を運んだとき、中国やグアム、シンガポールのチームの姿もあった。当時、1番驚いたのは、日本の中学生選抜が決勝戦を除きすべてコールド勝ちし、結果的に全勝優勝で頂点に立ったことだ。ちなみに他のチームは全員が大学生以上の大人チームだった。

2020年の女子野球界にとって大きな大会といえば、9月にメキシコであるW杯。既に出場する12ヶ国は決まっているものの、出られない選手たちにとって喉から手が出るほど実践経験がほしいはずだ。今回のフェニックスカップでは、マレーシアが参戦する予定でもあったため、新興国の奮闘ぶりを見ることができず、非常に残念だ。同国は過去、台湾と母国で行われた国際試合にも参加しており、着実に力を付けている。

前述のように現時点は大会を延期することになっている。大会を主催する香港棒球協会は、コロナウィルス流行が終息した後で再度、開催の知らせをするという。まずは選手や関係者の安全が第一。まだ具体的な対策がない中で、時間が過ぎていくのは不安だが、安心安全の状態で再び、野球が見たいと思う。

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