【貢献】2020年-女子野球代表選手がフランスで野球教室開催へ

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写真:2019年女子プロ野球秋季リーグ開幕戦

プロ野球の春季キャンプが始まり、多くのファンやメディアが宮崎・沖縄入りしている中、自分はおとなしく東京にいる。もちろん、サムソンライオンズや楽天モンキーズ、北京タイガースなどアジアのプロ球団も来日するため、イベントは目白押しなのだが、1歩離れたところからその様子を見ている。

そんな中、女子野球界から新たな情報が飛び込んできた。数日前から情報は出ていたものの、マドンナジャパンから発表があったことを受けて書いていきたいと思う。これまで女子プロ野球・愛知ディオーネでプレーしていた里綾実投手がフランスへ行く話題だ。

里投手といえば、女子野球W杯で3大会連続MVPに輝いている日本のエースだ。プロの舞台でも7年間で通算175試合に登板して59勝13セーブ、防御率2.25と驚異的な成績を残している。現在はトレーニングを継続しながらクラウドファンディングにも挑戦している。

参考:里投手が挑戦中のクラウドファンディング
https://camp-fire.jp/projects/view/217894



昨年12月に台湾で女子野球教室を行っていた里投手。今回は外務省の「Sports For Tomorrow」の取り組みの一環としてフランスに行くことになる。今回は同年11月のアジアカップでコーチを務めた志村亜貴子さんと今年から埼玉西武ライオンズレディースでプレーする出口彩香選手も参加予定だ。

フランスといえば今年9月にメキシコ・モンテレイで開催予定のW杯に出場する。昨年7月から8月にかけて行われた女子野球欧州選手権で優勝したことでW杯に駒を進めた。ちなみにこの大会ではオランダとチェコの計3ヶ国が参加し、フランスが5戦全勝している。また、今大会で2位となったオランダもワイルドカードという形で同じくW杯の舞台に立つ。

今回のフランス訪問は現地の野球・ソフトボール連盟の協力もあって実現。野球教室の日程は2月8日から11日まで。会場となるのはパリ南西部にあるモンティニー・ル・ブルトンヌーであり、会場となるスタジアムは「クーガーズ」という野球チームの本拠地だという。この場所はスポーツコンプレックスで、野球やソフトボールができ、照明もありトレーニング施設もある豪華な場所だそうだ。

先日、世界の女子野球について記事を書いたばかり。こうして日本が自ら他国の競技発展に貢献していく姿こそ、女子野球の魅力の1つ。9月のW杯ではフランスはライバルになるが、今回の野球教室をきっかけに現地の選手の能力を開花させる場になることを願っている。

フランスでの活動の様子を知るのがこれから楽しみだ。

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