写真:開催予定だった「韓国-ラオス国際野球大会」
(出典:社団法人ハルクファウンデーション)
またしても新型コロナウィルスが野球界に影響を及ぼした。2月7日からラオスで開催予定だった「第6回韓国-ラオス国際野球大会」の中止が正式に発表された。この大会は2015年から始まり、韓国やラオスだけではなく、日本やタイ、ベトナムなど周辺国を集めて試合をすることで現地での野球競技認知度向上を目的としている。
これまでに中国や香港、台湾でユース世代や女子野球の大会が相次いで中止や延期に見舞われている。ラオスでもこのような決断に至ったのは世界的に拡がっているウィルスの脅威と選手、関係者の安全第一が考慮されたもの。同時に発表された内容によると、1月下旬にラオス旅行をした中国人のウィルス感染が1番の理由だという。
これを受けてラオス野球普及のために中心となって動いているイ・マンス前SKワイバーンズ監督は「ラオスももはや安全地帯ではないという判断で中止せざるを得なかった。まずは参加者の安全第一。大会参加を控えていたチームに申し訳ない」とコメントを残している。
これは韓国チームの友人に聞いた話だが、この国際試合は中止になったものの、航空券のキャンセルに莫大な金額がかかるため、大半の韓国チームはラオスに行って非公式の親善試合を行う。また、イ・マンス監督もラオスに赴き、昨年12月に誕生した新球場を視察するという。
上記のコメントにもあるようにまずは選手の安全第一。しかし、韓国のチームは航空券の問題で現地に行かなければならない。彼らの状態が心配だが、無事に帰国してほしい。