【待望】2020年-Baseball5アジアカップに向けた日本代表選考開始へ

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写真:Baseball5ワークショップ

ついに全日本野球協会から4月にマレーシアで開催予定のBaseball5アジアカップに向けて、日本代表編成についての要項が発表された。これによるとユースの部と18歳以上なら参加可能なオープンカテゴリーの2種類に分けられており、1次選考はデジタルチャレンジ、最終選考を経て日本代表が決まることになっている。

ここではオープンカテゴリーについて書いていく。参加するためには男女4人ずつ、計8人からなる1チームで応募するか、もしくは男性4人、または女性4人での応募が必要となる。人数自体はやりたい人を集めればすぐに応募できる人数になるだろう。日本代表に向けて難しいのはここからだ。

応募にあたって以下、7つの審査項目がある。

・13m走(秒速)
・手打ちバッティング
・フィールディング
・キャッチング
・反復横跳び(1分間の回数)
・実際のゲーム映像
・PR 映像

13m走と反復横跳びはいいとして、打撃や守備などどのように測るのだろうか。募集要項には次のようなことが書いてある。

【手打ちバッティング】
左に 1 本、右に 1 本、真ん中に 1 本 (メンバーを変えてひとり 1 本ずつ 3 名の映像) 

【フィールディング】
・ゴロキャッチ→1 塁へ送球 x 3 本 (メンバーを変えてひとり 1 本ずつ 3 名の映像) 
・フライ処理 x1本、 ライナー処理 x1名 (メンバーを変えてひとり1本ずつx2 種類) 

【キャッチング】
・スピードがあるゴムボールのキャッチング技術 x 3 本 できる限り早いボールを一塁手に投げる (メンバーを変えてひとり 1 球ずつ 3 名の映像) 

・スピードがあるゴムボールをワンバウンドでキャッチ x 2名 できる限り早いボールを一回バウンドさせてキャッチする (メンバーを変えてひとり1球ずつ2名の映像) 

【実際のゲーム映像】
実際に試合をしている映像で守備中の映像1回分 (応募するチームメンバーを入れた映像にすること) 

こうして見てみると結構、ハードだ。Baseball5はグラブやバットを一切使わず、すべて素手でプレーすることになる。素手で打球を打ち分ける必要があるし、ライナー性の打球を素手で捕球しなければならない。また、塁間が13mと短いためにいかに素早い送球ができるかもカギになる。

先日、茨城県日立市でBaseball5を体験してきた。休む暇がなく、やってみると、ひたすら動き続けなければならないために体力を奪われてしまう。野球ならば出塁後にリードをしたり、相手投手の動きを観察したり時間があるが、Baseball5にはそれが一切ないのだ。捕手もいないことから、走者がホーム突入する際には他の守備位置の選手が自らカバーする必要がある。確かに動きは多いものの、楽しい競技であることは確かだ。

現状、日本では競技普及の段階といえる。世界で勝つならば、まだ代表チームを組織するタイミングではないと思う。それでも誰でもトップチームの一員になれる可能性があるのなら、挑戦する価値はある。ぜひ1人でも多く参加をし、合否に関わらず、純粋にこの新しい競技を楽しんでほしいと思う。

日本代表になりたい人はぜひ、来たる4月9日から始まるアジアカップ出場を目指そう。応募開始は2月15日からスタートだ。詳しくは全日本野球協会のホームページまで。

参考:全日本野球協会-Baseball5
https://baseballjapan.org/jpn/baseball5japan/?fbclid=IwAR2pwTdLatdK2zTE-nno0ZL8oaT0gH8Edu6FW_Qw0415pEbklx3CYmNwBNg

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