写真:第2回トライアウト会場となった埼玉西武ライオンズトレーニングセンター
去る1月16日に発表されたNPB球団が直接支援を行う女子野球クラブチームの埼玉西武ライオンズレディース。2度のトライアウトを経てついに第1期生となる22人の選手リストが公開された。球団創設発表時点で入団が決まっていた六角彩子、出口彩香両選手を除く20人の中にもプロや日本代表を経験した選手の名前があった。
参考:埼玉西武ライオンズレディースの選手リスト
https://sp.seibulions.jp/news/detail/00003449.html
全22選手のうち、代表経験者が8人。女子野球W杯3大会連続MVPの里綾実投手をはじめ、最近では代表チームのコーチも務める志村亜貴子外野手、第2回女子野球アジアカップに出場した大沼咲貴内野手など参加した国際大会で結果を残している選手らが集まった。
NPB球団と同じ名前を名乗るにあたって、アマチュアチームとはいえ簡単には負けていられない。ライオンズレディースは関東女子硬式野球リーグ(通称:ヴィーナスリーグ)の2部に参戦する予定で、従来のリーグの仕組みでいけば、今年は川端友紀内野手や楢岡美和外野手など、こちらも元プロや代表経験者が揃うエイジェックと戦うことになる。そのエイジェックは昨日、磯崎由加里、森若菜両投手の入団を発表し、さらにパワーアップした。
今年、ヴィーナスリーグもチーム増に伴ってリーグの仕組みを変えると聞いている。まだ正式発表はないが、どのような形になるのか楽しみにしたい。今回のライオンズレディースの誕生やエイジェックの強化で有名選手が続々と同リーグに参加することになった。ぜひ、この2強を倒すチームの出現にも期待したい。
ファンあっての野球。これは男女やプロアマ関係なく、この競技を盛り上げるためにはファンの力が必要不可欠だ。ヴィーナスリーグが開幕すれば、多くのファンが球場に足を運ぶことだろう。ぜひ、継続して現場に行き、多くの選手を応援してほしい。