
女子野球をサポートするチーム「女子野球発展チーム(仮)」をつくると宣言して早4日ほど経った今、今度は国内の課題を整理するために現場、特にマネジメント側として関わっている方にヒアリングをした。
筆者は基本的に「見る側」ではあるが、同じものを見ていても立場が違えばその印象や注目する点も違ってくる。こうして立場は違えど、同じ事柄に関わるものとして、意見を擦り合わせたいと考えた次第だ。
いざ、話を聞いてみると驚きの事実を知ることになった。特に高校野球の世界では、硬式野球部を創設するところが増えており、その数は約「40」までに伸びている。これは嬉しいことではあるものの、地方に点在しているため、逆に部員不足になる高校も増えているという。
同時に高校卒業後にプレーを続ける選手も激減しているそうだ。エイジェックや埼玉西武ライオンズレディースなどのクラブチームも増えているが、選手自身の意欲が大きく関わっている。例えば強いチームに行きたいが、実力が足りない、気楽にやりたいが理想のチームがないなど、その理由は数多くあるようだ。
国内の課題についてはまだヒアリングが必要なため、引き続き選手やマネジメントに関わっている「現場」の方から情報を仕入れていく。
こうして話を重ねる中で、NPO法人を設立する案が出た。最初は有志団体からのスタートとなるが、どのような活動をしているか怪しい団体になるよりかは、このような形の方がよい。先に国内、海外それぞれを同時進行で普及・発展をサポートする団体であることは宣言する。「女子野球発展チーム(仮)」設立までのストーリーはまだまだ続く。