□Tシャツデザイン考案中
中米・ニカラグア行きを決めた「ミライ会議」は阿部翔太代表を中心に10月末の渡航に向けて着々と準備を進めている。
当プロジェクトにスペシャルアドバイザーとして参加する埼玉西武ライオンズ・レディースの志村亜貴子選手、里綾実投手とオンライン会議をしてから早4日、8月25日からは広報活動が始まった。
この日に至るまで最初に考えていたのはTシャツのデザインだった。これは当プロジェクトに関わる人々が今回の渡航先であるニカラグアと繋がっていることを実感できるようなものにしたい。
これは下の画像はまだ最終決定ではないものの、地球の裏側の国を身近に感じられるようなデザインにしていく予定だ。

□広報チラシ完成
もちろん、Tシャツデザインプランだけでは終わらない。1番はこの取り組みを1人でも多くの人々に伝えることだ。
阿部代表はこの間にも協力者を募ると同時に広報のためのチラシづくりも挑戦していた。
彼は以前、ニカラグア女子野球選手を日本に呼んで野球交流や文化体験のイベントを実施したことがある。
当時、お世話になり現在でも女子野球の現場で活躍されている方々にも声をかけて、当プロジェクトへの想いを熱く伝えていたという。
実際にお話をしたという相手の名前を聞くごとに驚き、鳥肌が立っていた筆者がいた。
チラシづくりでは6時間かけて完成させたとのこと。この数日、筆者の元には阿部代表から逐一、進捗報告が届いている。
イチから構図を考え、全体のデザインもすべて1人で考え抜き、できたものはコレだ!


□最後に衝撃
当プロジェクト開始からわずか4日でチラシを完成させた。これができたとなれば、次にすることは「手渡し」に行くことになる。
既に阿部代表は多くの女子野球に関わる人々に声をかけているため、まずは近場から訪問しようということになった。最初の行き先は青森県弘前市にある弘前学院聖愛高校だった。
弘前学院聖愛高校は2022年から新たに女子硬式野球部を創部した高校だ。ちょうど訪問した時には練習終わりのミーティング前であった。阿部代表は生徒たちにもこのプロジェクトのことについて伝えた。
ここでも世界の女子野球発展への想いを話しつつ、ニカラグア到着まで約40時間かかることを話すと周囲は驚きの声に包まれた。確かに地球の裏側まで行くことになる。
筆者も今回、初めて訪問する国となるが、その時点では「遠いんだな…」というぼんやりとしたイメージしか持っていなかった。しかし、具体的な数字にするとその時間の長さを実感する。
その後、指導者の方々に作成したチラシを手渡しした。活動内容の説明や具体性、プロジェクト成功後に描くミライなどを話しているうちに、グラウンドの照明は消されて気が付けば20時近くになっていた。
広報活動はこうして直接手渡しの真心によって、その想いが紡がれる。当時の現場は夜だったこともあり真っ暗だったのだが、チラシを持って話している周辺は希望で照らされているように感じた。
そして、その帰り道。車を運転していた阿部代表から衝撃的な言葉が飛び出す。
「そういえば、明日から千葉県でクラブ選手権が始まるね…」
ちょうど8月26日から千葉県成田市と佐倉市で女子野球クラブチームの日本一を決める大会「クラブ選手権」が開催される。
既に大会情報は把握していたのだが、この次に発した言葉が未来をすべて変えてしまった。
一体、その言葉とは?次回をお楽しみに!