1月は門出の月
日本で毎年1月は成人式もとい、はたちの集いがあり、20歳として新しいスタートや決意を新たにする月だ。先日の祝日では、全国各地の様子を映していたメディアの様子を見て自然とワクワクした。
将来的に個々がどうなるかは不明だが、彼ら彼女らの新しい道に対して楽しみな気持ちが芽生えた。
それは野球界に対しても同様で、日本時間1月16日にはMLBで国際選手との契約が解禁となった。SNS上では全30球団が世界各地の有望選手との会見の様子の写真が数多くアップされていた。
MLBで数多くいるドミニカ共和国やベネズエラといった中南米だけではなく、韓国や台湾、イタリアやウガンダなど世界中で若い選手がアメリカに集結する。
日本にも駐米スカウトがいることもあり、選手獲得には必要不可欠な存在だ。最近ではスカウトもSNSを活用しながら選手情報を集めているとのことだ。
数年前に来たあるDM
筆者の情報収集のホームグラウンドはTwitterだ。情報拡散のスピードでは最速なのではないかと思うほど。野球界では時差もあるため、MLB情報は主に日本時間で深夜か早朝がホットの時間帯だ。
16日の朝、Twitterのタイムライン上は国際選手との契約情報が並んだ。
毎日のように選手を探している各球団のスカウトたち。筆者も数年前、某球団のスカウトからあるダイレクトメールが届いた。
その内容としてはアジアの有望選手がほしいということだった。当時、何人か面白そうな選手の情報を紹介した。
スカウトからのメッセージが来たときに感じたのは、一般人に選手情報を求めてもよいものなのだろうかという疑問だった。
完全に関係者以外シャットアウトだと考えていただけに驚いた。埋もれている選手を表舞台に出すためには、たとえ小さなことでも知ろうとする貪欲さを学ぶ機会となった。
今回、契約した国際選手の国々を見るだけでもワクワクする。中南米だけではなく、アジアや欧州、アフリカ大陸など文字通り、世界中から選手をスカウトした。
ここから頂点まで駆け上がるために激しい競争となるが、ぜひとも「〇〇(国名)初のメジャーリーガー」という新たな歴史を創ってほしい。
毎年、国際選手の契約は世界中の選手の希望としてあり続けてほしいと思う。